水槽の効果的なコケ掃除

熱帯魚の飼育は多くのアクアリストを魅了する素晴らしい魅力と奥深さがありますが、他のペットとは異なり、そんなに規制を受けないので、初心者でも気軽に取り組むことができるというメリットがあります。


もちろん生き物を飼うのですから、それなりの用具の準備や飼育に関する知識も必要で、ほかにも清掃に関することでも注意しなければならない点があります。その代表がコケです。


誰もが知っているコケですが、これが水槽の内側壁面についてしまうのです。掃除をしたばかりの水槽はとてもキレイで魚もイキイキして見えるものですが、２週間そのままにしておいたら、たちまちコケが生えて見栄えが悪くなり、とてもきたなく感じてしまいます。


発生してしまったコケは、ヤマトヌマエビやミナミヌマエビ、オトシンクルスなど同時に飼う生物の力を借りて除去することもでき、これらは食料として壁面や水草に付着したコケを食べてくれるので、ある程度はコケ掃除の手間を減らすことができますが、大量に発生したコケに対してはちょっと厳しいことになります。


他にもコケの抑制剤というものがあり、これで水槽内に発生するアオコを防止したり、コケの発生自体を抑制することできますが、水槽内で水草も育てている場合にはダメージを与えることもあり、使用量には十分注意しなければなりません。


このように水槽は美しいことを前提として熱帯魚は観賞用となるので、このコケ対策をはずして普段の手入れを語ることはできません。